橙色~プロローグ(第一部)

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橙色~プロローグ(第一部)

オレンジ色の空 綺麗だけど、どこか重たい空気 冬の匂い 手の中で鈍く光る懐中時計 …滲んでいく景色 僕の住む街は…まぁ田舎だ。 コレといった名産も名所もない。 みんなこの街を出たがっていた。夢に輝いていた。 僕はみんなみたいに眩しい夢なんて無かった… 未来なんて勝手にくるもんだと、そう思ってた…
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