狼と猫

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「えっ…?」 「俺が協力してあげるよー…?」 ニヤッとしながら、俺に囁く少年。 「何…言って…」 「月岡修弥を、ヒカルに渡したくないんだろ?」 たしかに…俺は修弥を、あいつになんか渡したくない。 だけど… 「あんたに何がわかる」 「そうだねー…でも、昨日あの2人になにがあったかは知ってるよ…」 そうクスッと笑うと、俺の血を舐め終える。 「ヒカルはねぇ…昨日、あの子を自分の部屋に連れて行った…。」 「なっ?!」 連れて…行った…? 「くわしくは教えてあげないけどー…ヒカルのことだから、やましいことがあったかも…ね?」 そう言うと、カタンッと窓を開ける。 「まぁー…考えておいてごらん。考えが決まったら…ここにきな…。」 そう言って、少年はきえた。 「修…弥…。」 何も…ないよな? 俺は教室に戻ることにした。 .
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