狼と猫

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「俺はなぁ!偉そうだけど、何かと言って優しいご主人が好きなんだよ!」 ミケは言う。 俺は…ミケの瞳を見て思った。 あぁ…本当にこいつは、忠実に輝を主として大事なんだ、と。 俺は、そんなミケの気持ちにグッときた。 (あんなこと、見せられちゃな…) 俺はブチッとワイシャツのボタンをはずした。 「…っ!しゅ…やっ!?」 俺の行動に、びっくりする輝。 「飲めよ…俺の血。」 俺はそう言いながら、首筋を輝に見せる。 「なにっ…言って…!」 輝の目は、紅くなるー… 「ミケの願いも聞いてやれよっ!なんのために、ミケが俺を連れて来たと思ってんだ!」 俺はグイッと輝の胸倉を引っ張った。 「いいんだよ、俺のことなんて。俺の血なんて、へるもんじゃねー。」 そう言って、輝を抱きしめた。 「だけどっ!お前が俺の血しか受けつけないならお前は俺の血を飲まないと… いなくなるだろ…?」 そしたら…ミケや…輝の知り合いたちはどうなる? 「だから…俺の血をの…」 飲めよ。 そう言おうとしたら、俺の口は、輝の口でふさがれた。 「んんっ…ぁんっ…ふぅ…!」 クチュクチュとなる水音 甘い甘い深いキスに、なっていくー…。 .
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