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朝は必ず来る
「全然寝れなかった」
なんて独り言をいいながら
だらだらと支度を始める
今日は本当に
行きたくない
まぁ
教室に居る奴なんて
わずかだし
どーせ
あいつらもいないだろ
そんな淡い期待をしていた
でも
現実はそんなに甘くなかった
教室に入ると
春と純が
仲良さそうに
話してた
俺は何も見てないかのように
教室に入り自分の席に座った
「昨日なんで切ったんだよ」
純が俺の側にきて
ブスくれたように言った
「よ、よぅ」
春は照れくさそうに
笑いながら言う
なんだか
この場にいたくない
昔みたいに
なんて
俺には無理だから
俺は黙ったまま
立ち上がり教室をでた
屋上までの階段を
全力で登り
着いたのはチャイムが
鳴り終わる少し前
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