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「こんなとこにいた」
俺は重たい目を開けた
「もう授業終わったぜ」
誰だよ
体を起こしながら
声のする方を見た
純・・・
見た感じでは
春はいなかった
俺は純の言葉を無視して
屋上を出ようとした
「なんでシカトすんだよ」
いきなり腕を捕まれ
怒鳴られた
「…解れよ!!!!!!」
俺は久しぶりに
声を張り上げた
「俺が戻って来て
迷惑だったか？」
「あぁ」
「・・・
そっか」
俺はふ振り返る事なく
屋上をでた
傷つけた
あいつの声震えてた
嫌だったはずだったのに
なんで
こんなに
泣きたくなるんだ
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