|ロ2|

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「岡田くーん!!やっちゃっえー」 鈴木が俺らの言い合いをみて面白半分で言ってきた。 春はそれを無視して 話を続けた。 「お前はどーなんだよ」 「…せーよ。 うるせーよ!!! 純が居なくなってから 俺らはツルまなく なっただろーが!!! それを今さらなんだってんだよ 純が戻ってきたから また3人でツルもうと すんのかよ?」 俺は怒鳴り付けてやった。 俺の胸倉を掴んでいた 春の力が弱まり 俺は春の手をはらった。 「都合良すぎんだよ」 今度は小さい声で ぼそっと言ってから 教室を出た。 あぁ、これであいつらは 俺を嫌いになったかな なっただろーな なんだろ また涙が流れるよ 俺は必死に堪えて 廊下をゆっくり 下を向きながら 歩いていた 俺はとりあえず 屋上に向かった _
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