77人が本棚に入れています
本棚に追加
はぁ
行きたくない
学校はあんまり
好きな方じゃないけど
今日ほど行きたくないと
思った事はない
重い足を引きずりながら
登校した
恐る恐る教室に入ると
純はまだ来て
ないみたいだった
その代わりに
春が友達としゃべっていた
春も同じクラスかよー
岡田 春
純が居た時は
ずっと3人で遊んでいた
純が居なくなってからは
まったく話していない
多分、春は俺の事なんて
覚えてないだろう
春も俺も正反対の性格だから
真ん中に純が居ないとケンカ
ばかりしていた
でも、春の事は
決して嫌いではなかった
むしろ気を使わなくて
楽な存在だった
もともと重かった
気分がもっと重くなった
ため息をついてから
教室に入ると鈴木が
こっちにむかってきた
鈴木とは中学から
俺をイジメている主犯者
そして、1人じゃ
何も出来ない臆病者
最初のコメントを投稿しよう!