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勇者「ううっ…」
急に額に焼けるような痛みが走り、それと同時に頭に大量のイメージが流れ込んでくる。
自分は勇者であること…アンチサイエンス大魔王の手により今世界は未曾有の危機に瀕していること…三人の仲間の存在…そして、世界を救えるのは勇者だけであること…
勇者はあまりにも多量のイメージの海に飲まれて失神する。
気がつくと回りにある文明の利器がいくつか透けて消えてきる。
あわてて街へ飛び出すが、誰もその異常な事態に気づいていない、いないどころか奇異の目で見られる勇者。
勇者「何だ、おかしくなったのは俺のほうなのか?」
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