Not100

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暫く僕は仕事が忙しく だいぶお疲れ 加えて風邪もひいていた そんな日でも飲みに行きます 野郎ばかりの飲み会は楽しくてしょうがない 勢い余ってキムチチャーハンにタバスコをかける 『Not100』 が始まった 一人最高1~3ずつ数字を言って その数だけタバスコをかけていく 1→タバスコ1回 2→タバスコ2回 3→タバスコ3回 4→言えない 最後に『100』を言った人がそれを食うという スリル満点のゲームだ 始まりはよかったが だんだん皆がベロンベロンになってきて タバスコ追加注文 もうキムチチャーハンつーか タバスコリゾットだった で 『…98!99!』 『…………100。』 危ないとこで僕は勝ち組になった 死のチャーハンを食べることになったオッサン 『バホッバホッ!ぶはっ!』 笑えない咳き込み方だった その未体験の辛さに皆興味津々 結局みんな少しずつ食べてみた 『ぶほっ!』 『うげっ!』 『がはっ!』 『ばふっ!』 『ぶひょ!』 それはそれは もう 体中の毛穴が開く味だった
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