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いよいよとなると
彼女の妄想は病的になり
近所のおばさんと喋っただけで
『パンツみてたろ!?』
『何だよできてんのかよ!?』
『ちょっと話つけてくるわ!』
とか…
もうボロボロ
勝手にしてください状態だった
その頃は家に帰ることを考えると胃が痛くなり
顔も青かった
それでも働かなければ食っていけないし
頑張って労働した
会社の景気もよく毎日残業だった
毎日帰りが遅くヘトヘトで帰ってるのに
『毎日おそくね?』
『知ってんだよ!女に会ってんだろ!』
プッチーーーン(切)
『あ?今なんつった?』
世の男性ならわかるだろう
毎日がんばって働いて
残業残業で帰りが遅くなったとき
彼女や奥さんにそんな事言われたときの憤り
その日から僕は一つ屋根の下
別々に生活をすることを決めた
そして新しい引越先を探し始めた
彼女にもサヨウナラを言った
一緒に住んでるけど
顔も合わさないし
会話もない
私物をまとめ
狭い方の部屋に移動した
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