恋顔

きもち。

―健汰宅―

家に着くと健汰さんはお決まり‥

ソファーに座って
膝を指しながら私に向かって
｢ひーな♪ココっ♪｣
と言ってくる‥

もちろん座れの合図だ‥//

私はいつものようにちょこちょこと近づき
健汰さんの膝の上に座る‥

―ギュッ―

健汰さんが後ろから私を抱き締めてくれた//

｢雛‥愛してる｣

健汰さんにそぅ言われると
嬉しくてでも恥ずかしくて
"私も愛してる"
なんて言える筈がなかった

いつもヮココでギュッと抱き締めてくれた腕を抱き締め返す‥

今日は代わりに質問を投げ掛けてみる‥

『ねぇ‥？健汰さん？』

いつもと違うことに驚きながらも優しく返事をしてくれた健汰さん‥

｢ん？どした？^^｣

『どうして健汰さんは"好き"とか"愛してる"っていつも言えるの？』

｢え？イヤだった？!｣

『あ､違うのιι毎日のように言ってくれるのはホントに嬉しいよ？でもどうして毎日そんな恥ずかしいｺﾄ言えるのかなぁ‥って//ι』

｢なんだァよかった^^‥ぃや､俺ね？前の彼女に"ホントに好きなわけ？!だったら毎日でも好きって言ってよ愛してるって言ってよ!!"って言われたｺﾄあって‥その時に"あぁ‥ただ想ってるだけぢゃだめなんだ"って‥"言葉にしなくちゃ"って気付かされて‥‥だから雛にはそんなコトで不安にさせないように言葉で伝えてンの^^｣

『‥‥』

｢それにね？雛？"好き"とか"愛してる"って恥ずかしいコトぢゃないよ？大切だから相手に伝えるために出てくる言葉だから^^｣

『‥‥』

｢‥‥^^#わかった^^#？｣

ずっと黙ってる私をみて少し怖い笑顔で両頬っぺを反対側へのばす

『ひゃいιふぁかりまひたιι』

｢よしっ^^じゃあ俺朝飯つくるよ^^｣

『ぁりがと^^』

今の会話でわかったコトゎ２つ‥

１つ目は‥
健汰さんは私を大切だと想ってくれてるから言葉に出して愛を伝えてくれている

２つ目は‥
想ってるだけぢゃなく言葉にしないと相手には伝わらない‥
つまり私の愛は健汰さんには届いて､ない‥？