エピローグ

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エピローグ

どかどかっと、大きな音を立てて誰かが渡り廊下を歩いてくる。 「ん…」 その音に居間で軽く寝ていた少年は、うっすら目を覚ます。 「誰か…来た…」 そう呟いたが、修業の疲れからか、体を起こす気にはなれない。 「弥彦、何処だ」 聞き慣れた声が、少年の名前を呼ぶ。 「ん…あいつ…か…」 そう少年は呟くと、また深い眠りに誘われ、夢の世界に旅立った。
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