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「起きろ~💢
この糞寝坊け~~」
ドドドドドドドト!
そう連呼しているのは、あの王の間で隊長の少年に話しかけていた黒装束だった。
仕事着なのか、自衛隊がいつも付けているような迷彩服姿である。
黒装束でないので、その容姿がよくわかる
髪は輝くような銀色で腰まで伸びていて、顔は男なら誰でも凝視するような美人である。
そんな素晴らしい人なのだが、いかせん誰も近づいてこない、誰かはいるがみなとうまきに震えているか、苦笑いしているかである。
誰だって、キレながら宿舎に機関砲ぶちまけている人間には近ずきたくないだろう。
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