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武田観柳斎は、呆然として地面に座っていた
自分ほどの巨大を投げ飛ばした殺気だつ細い体の女に恐れて何も言えなかった
「武田。
道場に行くから来い
お前は私よりも弱い!
その変なプライドもふざけた態度もなくしてやる!!!」
双羽は威圧感たっぷりの態度で武田に命令した
双羽は沖田を連れて歩き出し、それに気づいた綺梨が土方を連れて双羽に続いて着いていった
武田は、引き寄せられるように双羽に着いていき近藤たちも急いで行く
--道場--
平隊士たちの気合いの入った声が響く暑苦しい道場に双羽が入った途端、隊士たちはいっせいに扉の方を向いて双羽や近藤たちを見つけると挨拶をしてきた
「あぁ、ご苦労さまだね。
ちょっとみんなに聞いて欲しいことがある
よく聞いて欲しい」
「今日から、君たちと副長助勤たち、時折副長たちもだが稽古をしていただく亜里 双羽さんだ。
この間見ていなかった隊士たちはすでに聞いていると思うが歳と試合をして勝ったとても強い人だ
今から稽古をつけてくれる」
山南が隊士たちを呼び近藤がその後ろから双羽を紹介してくれた
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