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双羽は一歩前に出て伸びるいい声で続けた
「あなた方、隊士たちや副長助勤、副長たちも稽古をつけることになりました双羽です。
今日は私の妹の綺梨も来ていますが、明日からは綺梨はいません。
因みに綺梨は土方副長の小姓です
で、大体が私と助勤の人たちで教えます
何か質問は?」
隊士の中から一人が手を挙げた
「はい立って。
名前と質問を聞きましょう。」
「俺は、河内 祐一(カワウチユウイチ)です。
あの先生の流派は?
あとなんとお呼びしたら?」
「河内ね。
私と綺梨の流派は葉桜詩倒流よ。
私たち亜里家の流派なんだけど、うちの流派は絶対真似は出来ないから稽古の中には組み込まないわ
あとは…私は双羽先生でいいわ。
綺梨は綺梨さんとかで大丈夫よ。
ね?」
「うん。」
双羽は河内の質問にスラスラ答えて最後は綺梨に聞いて綺梨も返事を返す
「ありがとうございました」
河内は頭を少し下げて座った。
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