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双羽は隊士たちを見回して
「他にはいる?」
と聞いた。
隊士たちは黙って見ていたが、その中の何人かは双羽を訝しげにみた
「ん、
ないなら、総司
約束の稽古の前に私と少し試合しましょう。
その後は、あなた達だからちゃんと見てなさい?」
最後に沖田を見て微笑み試合に誘い他の隊士たちには注意して試合を始めようとした
「綺梨、審判お願い」
「うん」
双羽は綺梨に審判を頼み綺梨はちゃんと加減するだろうと思い注意はしなかった
「実戦形式で相手が降参した一本取った時点で勝負ありとします
両者準備はいい?」
双羽と沖田は頷いた。
綺梨が「始め!!」と言う
沖田は双羽に向かって行った。
力調べなので双羽にとって簡単な小手調べ程度で相手した
沖田は力調べだと言われたため本気で繰り返し早い木刀裁きで相手を狙い振ったが、簡単に木刀で防がれ沖田は嬉しそうに振っていた
そして数分後、双羽は調べ終わったらしく木刀を力強く振り簡単に小手を取った
「終了!!
勝者、亜里双羽!!」
綺梨が終わらせると双羽は沖田に近づいて微笑み
「総司
あなたはもっと伸びるから頑張ろうね」
と言い立たせた。
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