双子の役職

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双羽は山南、土方、近藤にも厳しく指導をして隊士たち同様に竹刀で叩き怒鳴り姿勢を正させた 双羽にしてみれば、近藤たちは姿勢が悪く隙があると思っているがそれは双羽が強すぎるからで綺梨も双羽からは動きに無駄があると感じているほどなのだ。 近藤たちも自分の姿勢や動きにこんなに無駄があるのかとびっくりしていた 自分では気づかない場所まで的確に注意をする双羽に感服して文句などなしに黙々と素振りを続けた 一方綺梨が見ている走り込みでは綺梨が最後尾を走り遅れた者を竹刀で叩き走らせた 中には武田と藤堂、原田の姿もあるが綺梨は関係なく厳しく走らせた しばらくすると60周を走り終えて隊士たちは息切れをしていたが綺梨は息切れなどせず、素振りを終わらせた双羽と汗もかかず話していた そして、素振りの者は綺梨に集まり走り込みの者は双羽に集まって素振りをし始めた。 だが、疲れているからか20分も休んだ割に動きが鈍く双羽と綺梨の怒鳴り声が響き渡る 稽古が終わる頃には死体のような隊士たちや助勤たち、副長、近藤ともにバテて死屍累々のような有り様で帰ってきた斎藤と井上と三番隊の隊士たちは言葉を失い平然として素振りをしている双羽と綺梨を見ていた 「あら…? 一に源さんそれに三番隊の隊士までそこに突っ立ってないで入りなさい」 目ざとく見つけた双羽が素振りを止めて向き笑顔を向けていた 綺梨は気づかずにひたすら素振りをしていた その素振りは早く、双羽以外は誰も見ることが出来ない 「あ、あぁ… 双羽、この隊士たちの山は一体…」 何と聞こうとするといっそ清々しいほどに笑い 「私と綺梨が稽古させた隊士たち諸々よ😃🎵 明日はあなた達もこうなるから覚悟なさい🎶」 と鬼のような発言をした嫌もはや"ような"ではない"鬼"なのだ…… 斎藤と井上、三番隊の隊士たちは顔をひきつらせた .
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