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会計を終えて、CSCも買い終わった零迩と銀次はケット・シーを迎えに行くために三階に向かっていた。
向かう途中、零迩は「そういえば銀次、お前がケット・シー・・・もといマオチャオを選んだ理由は何だ?」と、何気なく銀次に質問してみた。すると、
「俺がケット・シーを選んだ理由?なんだ、そんなことか。」と軽く答えた。
深い理由を予想していたのか、零迩は、「なんだ?そんな簡単な理由なのか?」少し残念そうに聞いた。
それを聞くと銀次は慰めるように「まあそんなに残念がるな。」と言いつつ零迩の肩を叩いた。すると零迩は「早く理由を言ってくれ」というように銀次の方に顔を向けた。
銀次はそれを察したのか理由を言おうと顔を逸らした。
すると。
「アンタ本当に解らず屋ね!!」
「それはそっちでしょ!!!」と怒鳴り声が聞こえた。思わず零迩も銀次も声の主の方向を見た。
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