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「アンタ本当に油断も隙もないわね・・・・・。」
軽く言いながらも紫電はしっかりとノワールを止める。
「だから紫電!離せっての!」
ノワールは相変わらず怒鳴っている。
さすがに見かねたのか紫電は、
「ちょっと頭冷やさしてくるわ・・・・・・」
そう言って紫電は振り払おうとジタバタするノワールを引っ張って行った。
そして二人が見えなくなると、エアリアルはケット・シーに話し掛けた。
「さてしーちゃん、何話しましょうか?」
さて、その頃零迩は。
「どこだよココ・・・・・。」
迷っていた。
この神姫センターはやや大きいビルに入っており、それに比例して各階のフロアも広い、そのために来る回数が少ない人ほどなかなか行きたい場所に着けないのだ。
「もしかして・・・・・迷った?」
どうやらやっと自分のおかれている状況を理解したようだ。
「ええい!迷っても進めばきっと着けるはず!とりあえず前進!」
どうやら開き直ったようで、零迩は再び歩き始めた。
その頃三階から二階に降りてきた銀次は。
「え~と、ああ、ここだここだ。」
零迩より一足先に銀次が探しているモノが置いてあるコーナーに着いていた。
「ん?、零迩のヤツ迷ってるのか?、ま、ここに来るの初めてだし仕方ないか。」
と、零迩のことを放っておいて、銀次は目当てのモノを探し始めた。
5分後、
「あったあった、さて、早くコレ買って零迩のヤツ探してやるか。」
そう言うと銀次はレジの方へ歩いていった。
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