始まりと終わり

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「凉斗悪いんやけど少し手伝ってほしいことがあるんや、ちょっと職員室まで来てくれへんか?」 澪にさっきの続き聞こうとしたんだけど…まぁいいか 「いいですよ」 「力仕事だからもう一人ぐらい男子連れてきてくれへん?」 「わかりました春人を連れてきます」 力仕事かよ…ついてないな 「ほな、先行っとるで」 行っちゃったよ 仕方ないか 「おい春人、ちょっと手伝え」 「しょうがないすずの頼みだ手伝ってやるよ」 「サンキュ、澪悪いけど先帰っててくれ」 「わかったよ~」 「さて行くか」 「さっさと終わらせて帰ろうぜ」 職員室に着くとありえない光景が広がっていた 「菜々子姉…このダンボールの山は何?」 「これを凉斗達に一階の倉庫まで運んでほしいんや」 「これ全部ですか」 大人が一人余裕で座れそうな大きさのダンボールが見た感じ20個位ある 「いや違うで」 「よかっ「まだまだ職員室の中にあるんや」…最悪だ」 「終わったら帰ってええから」 終わったらって… 「終わるのかこれ」 春人が唖然としていた 「しょうがないやるぞ春人」 「最悪だよまったく」 その後3時間ほどかけてダンボールを運んだ 「…疲れた」 「すずゲーセン行こうぜ」 「お前は元気だな…」 「いいから行くぞ」 しょうがない手伝ってもらったことだし行ってやるか 「いいけど全部お前の奢りな」 「えっ…」 「冗談だ」 「焦ったよ…じゃあ行こうぜ」 「まぁ奢らせるけどな」 「えぇっ!?」 そんな他愛もない会話をしつつ、俺たちはゲーセンに向かった
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