始まりと終わり

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「凉斗~早く行こうよ」 「早くって言ってもまだ12時前だぞ」 さっきも言ったが入学式は1時からだ。 「クラス発表とかあるじゃん」 クラス発表か…気になるな。 「よし、じゃあ行くか」 「うん♪」 食器を片付けて家を出る 「一緒のクラスだといいね」 「そうだな、また一緒のクラスだと10年連続だな」 「うん、そうだよ」 そんな話をしていたら不意に後ろから声をかけられた。 「お~い、すず~」 聞き慣れた声、それにオレの事を『すず』と呼ぶのは一人しかいない 「おう、春人」 こいつの名前は椎名 春人(シイナ ハルヒト) 「すず、澪、一緒に行こうぜ」 春人とは中学で知り合った。 ノリがよくていい奴だ ちなみに春人は一回澪にフラれてる。 本人達は気にしてないらしいが。 「そんなことはおいとこうぜ」 いまオレ何も言ってないよな? まさか読心術? 「いやさっきからお前声に出してるから」 「マジで?」 「マジで」 そんなやり取りをしてるうちに学校についた 「いや~けっこう人いるね~」 「あそこの人が集まってる所にクラス発表の紙があるみたいだな」 「じゃあ見に行くか」 クラスは全部で7クラスあるらしい こういう時名字があから始まるのは便利だ。 「4組か、澪は?」 「私も4組だよ♪」 「そっか一年間よろしくな」 「うん、よろしく♪」 「春人は?」 「オレも4組だったぜ」 「三人とも一緒のクラスか」 「これじゃ中学の時とあんまり変わんないね」 「まぁ全員違うクラスよりはいいじゃん、クラスもわかったことだし教室に行こうぜ」 「じゃあレッツゴー」 こうしてオレ達は教室に向かった
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