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目線をドアの方へ向けたその瞬間
あたしの中の何かが弾けた。
三人組な男の人達の中で
一際目を引く、彼がいた。
彼の周りだけ明らかに空気が違う。
三人で談笑しながら
注文をするカウンターへ近付いてくる彼から
暫く、目を離せなくなる。
「うわー最悪っ
なんで来たのー?!」
あたしの隣に居た和美さんが
その三人のうちの一人に話かけている。
(え?和美さんの知り合い…?)
「まぁいいじゃん。
俺らバンドの練習の帰りで腹減ってさ~」
彼の左隣にいた男の人が
和美さんの言葉に返事をしていた。
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