episode2

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目線をドアの方へ向けたその瞬間 あたしの中の何かが弾けた。 三人組な男の人達の中で 一際目を引く、彼がいた。 彼の周りだけ明らかに空気が違う。 三人で談笑しながら 注文をするカウンターへ近付いてくる彼から 暫く、目を離せなくなる。 「うわー最悪っ なんで来たのー?!」 あたしの隣に居た和美さんが その三人のうちの一人に話かけている。 (え?和美さんの知り合い…?) 「まぁいいじゃん。 俺らバンドの練習の帰りで腹減ってさ~」 彼の左隣にいた男の人が 和美さんの言葉に返事をしていた。
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