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「ばか裕紀…」
「んだよ…それだけか。じゃあ、制服に着替えるぜ?」
「待ちなさいよ!わ…私が着替えさせるから!目を閉じなさい!」
ちっ…結局この展開かよ…
水玉のブ●ジャー期待してたのによ…
って言ったら殺されるよな。
しかたなく目を閉じ、言われるように動いて制服に着替えた。
「ってかよ、その言い方やめようぜ?ゆらは俺だ。俺はゆらだ。だから、俺はこれから私…と言う…わ…」
「気持ち悪いっ!」
「ぐはぁ……!!」
鳩尾にグーッかよ…
自分の体傷つけて楽しいのかよ…
ってさっきから傷一つつかないんだけどな…
どんな鍛え方してんだ…?
それはさておき、次はゆら(俺の体)の番。
上半身は許そう。
だが…下半身は…無理だ。
いくら恥ずかしくないとはいえ、年頃なんだから女の子には見られたくない。
「ゆら…目閉じろ」
「何?早く着替えないと時間ないんだから」
「って、待て!待て!」
「きゃぁぁぁ!何か…何か真ん中についてるよ!?こ…これ…」
「だぁぁぁ、だから言ったんだ!やめてくれ!まだ未使用なんだから!」
「…!!」
本に躓き、倒れかけた瞬間、トランクスに手がかかり…
ズルリ…
世界が…時間が止まりました。
ゆらは完全に立ったまま気絶…。
俺は恥ずかしいからとりあえず制服を俺自身に着させた。
…最悪だ……
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