序章

3/10
前へ
/23ページ
次へ
見事にドロップキックが顔面にヒット… 「…今日は…水玉…か…よ…」 そのまま意識を失った。 失う寸前、ひどい言葉が聞こえた。 「キモい!ニヤニヤすんな、馬鹿裕紀!」 もういいや…今日休もう… どれくらい意識を失っていたのかはわからないが、何故か今は台所に座らされていた。 しかも学生服を着ている。 俺は…着替えてないぞ? 「あら、裕紀。やっとお目覚めね♪早く食べないと遅刻するわよ?」 「……あの…」 裕紀の発した言葉を遮るように再び母さんは言う。 「早く食べてね?」 「…はい」 何故かわからないが学生服を着ていたので、急いでご飯を食べ、鞄を持って家を出た。 母さん…やっぱり怖いよな。 なんて考えて学校への道を歩いていると、朝のいつもの絡みが始まった。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

86人が本棚に入れています
本棚に追加