序章

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「裕紀!待ってよ!誰が朝起こしたと思ってんの!?」 こいつは参った。 完全に忘れてたぜ。 我が妹を。 「うっせぇなぁ…今日はたまたま俺の方が早かっただけだろ?」 「う、うるさい!?……裕紀…また死にたい?」 あぁぁ、やめてー その指をボキボキ鳴らすのは… 「…すみません」 「わかればよろしい♪」 こんな感じで無理矢理絡まされる。 おっと、紹介が遅れたな。 俺は、美空裕紀。 バリバリの高校生だぜ。 もちろん女の子には…モテません。 噂によると陰でモテてるらしいのだが…。 んで、妹は俺と双子。 名前は、美空ゆら。 とりあえず暴力がすごい。 でも母さんに似て、高校生とは思えないぐらいスタイル抜群で可愛い。 双子のくせしてあまり似てないんだよな、これが。
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