86人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
「まぁまぁ、抑えて抑えて…って無視かよ…」
裕紀の静止も聞かずに、すでに希望とゆらは臨戦体勢だった。
「あら…ゆらじゃない。私の裕紀に何の用?」
…わ、私の?なんで俺が希望のものなんだ?
「ふんっ、希望…幼なじみってだけの関係で、双子の私に勝てるとでも?」
…はぁ…こいつらまぢ意味わかんね…
二人を放っておいて、もうすぐ始まる授業に集中することにした。
だが…それをも邪魔するやつが!!
阿保健一だ。
あ、名字変わった…
「なぁ、裕紀。女の子ってエロいこと考えるのかな?」
くだらねぇ…
「阿保か!俺らがそんなこと考えても意味ないだろ?女子になれるわけでもないんだからよ?」
「なんだよ、つまんねぇやつ。男ならそんなところまでも妄想してこそ、だろ?」
「へいへい」
軽く受け流してみたものの、改めて考えてみると女子が何を考えているのか、ホントにエロいことを考えてないのか、ちょっと気になる。
俺もつくづくエロいな…。
いや、変態と言うべきなのか!?くっ…
最初のコメントを投稿しよう!