序章

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「まぁまぁ、抑えて抑えて…って無視かよ…」 裕紀の静止も聞かずに、すでに希望とゆらは臨戦体勢だった。 「あら…ゆらじゃない。私の裕紀に何の用?」 …わ、私の?なんで俺が希望のものなんだ? 「ふんっ、希望…幼なじみってだけの関係で、双子の私に勝てるとでも?」 …はぁ…こいつらまぢ意味わかんね… 二人を放っておいて、もうすぐ始まる授業に集中することにした。 だが…それをも邪魔するやつが!! 阿保健一だ。 あ、名字変わった… 「なぁ、裕紀。女の子ってエロいこと考えるのかな?」 くだらねぇ… 「阿保か!俺らがそんなこと考えても意味ないだろ?女子になれるわけでもないんだからよ?」 「なんだよ、つまんねぇやつ。男ならそんなところまでも妄想してこそ、だろ?」 「へいへい」 軽く受け流してみたものの、改めて考えてみると女子が何を考えているのか、ホントにエロいことを考えてないのか、ちょっと気になる。 俺もつくづくエロいな…。 いや、変態と言うべきなのか!?くっ…
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