序章

9/10
前へ
/23ページ
次へ
あーまぢ暑い… 結局、左右の腕はライバル?同士に占拠され、自分の鞄すら持てず、触れずだった。 今は公園。 あまりにも離れないので、落ち着かせる為に公園に来たのだが… 裏目だ。 さらに《ひぃとあっぷ》しやがった。 「いいこと?今日こそ決着つけてあげるわ!」 「望むところよ!」 おいおい… 頼むからやめてくれ… 「ひゃっほぉ!やれやれー♪どっちも頑張れー」 くそっ!阿保健一!! 煽ってどうする! はぁ…疲れたや…もぉ… 諦めて勝負の行方を見守ることにしたのだが、 目を疑うような物をそれぞれが手に握っている。 裕紀は何度も目を擦って、よく見てみたが、それは変わらず握られている。 だぁーもぉ! これ、止めなきゃ死者が出るぞ?
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

86人が本棚に入れています
本棚に追加