~Ф人生厄あれば苦あり←そりゃそうだ。~

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早苗「で、何のようですか?」 神奈子「ぁ、いや……勉強…頑張れよ」 早苗「はい 優しく教えてくれますから分かりやすいです」 神谷「いや……これはお前の頭がすげぇんだよ これ理解するのに俺一週間かかったんだぞ」 早苗「そんなこと……次やりましょう!」 早苗の奴 楽しそうにまた勉強をはじめた まぁいけないことしてたんじゃなくて安心したぞ… 邪魔になるだろうから一応部屋でるか 諏訪子「やっぱり早苗もまだ子供なんだよ」 部屋を出た直後に覗いていた諏訪子が言う 子供………確かにまだ早苗も10代だ 諏訪子「ここに来てから落ち込むことはそんなになくなって ここの普通の女の子になったけど ああやって向こうでの普通の女の子らしいことは めっきりなくなったよな…」 確かに 家事に修行に信仰 学校がなくなり 代わりに弾幕バトルという波乱の日常 満たされてるといえば満たされてる しかしそれはあくまで幻想郷の住人として 早苗自身が満たされてるとは限らない 青春を 早苗の青春を 普通の青春を 私達が………… 奪ったんだ…… 諏訪子「そういう面に関しては御代に感謝だな 自分と同じ者がいる 神と神同士の私達のように 早苗にも 普通の現代人が必要だったんだよ それが早苗にとって心の癒やしになる 現人神でも守矢の巫女でもない 普通の女の子としての って神奈子?聞いてる?」 神奈子「あぁ……聞いてるよ…… だけどすまないが 一人にさせてくれ…」 諏訪子「…………う~ん やっぱ 早苗だけじゃないんだよね… 子供なのは」
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