神の道を渡る者

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「だいたいあんたの方はどうなのよ…。二人目産まれたんでしょ?」 お茶をすすりながら巫女は青年に話しかける。 「おう、今回は男で名前は統司。なんかみんなをまとめてくれそうな感じにした。みんなの中心みたいに…かな。」 「相変わらずのセンスね…。それにあなたの息子の将来が簡単に予想できるわ…。」 「霊夢に近寄らせないでね。」 「なんだよそれ…。まるで俺が育てたら変態の犯罪者になるみたいに…。」 青年が落ち込みながらそう呟くと巫女と紫は「その通りだけど何?」と言い返す。 そしてその返事によって彼はさらに落ち込んでいった。 「俺達…そこそこ深い縁のある友人同士じゃないのかよ…。 なんかこう…支え合ってきた友とかさ…。」 「それとこれとは別よ。」 「どちらかと言えば深い縁と言うより切れない腐れ縁ってところかしら。」 「ひでぇ!!」 「繋がってるだけマシだと思えばいいじゃない。」 「ナイスフォロー。」 「ありがと。」 「それはフォローじゃなくて追い討ちだろ。」 「わがままね…。」 「はぁ…。」 「ぇ、なんでここでため息…?」 「それよりさ、」 「話変えんなよ!」 落ち込んだり呆れたり頭に血が登ったり。 三人は多様にその表情を変えていったが、話の最後には必ず彼らは笑顔になっていた。 それは彼らの言う繋がりのおかげかその太陽や風のおかげかは分からないが、とにかくその日の神社は暖かな雰囲気で包まれていた。 「でもやっぱ本当に意外だよな…。 博麗が結ばれて子供産んで…。 あ、旦那さんは?ちょっと挨拶したいんだけどさ。」 ∇
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