~Ф名前のない者の繋がり。~

16/19
前へ
/256ページ
次へ
射命丸の発生させた竜巻 それを一つの赤外線のような朱い光が貫き射命丸の所に届く 文「! 体が………そんな…なんで……まさか私が……捕らえられたんですか!?……」 光に当てられた射命丸は拘束されたように体の自由が奪われ動けなくなる 神谷の出したスペカの効果なのだろうが まだ総てを発揮したわけじゃない 射命丸には見えてないだろうが 神谷の脚を中心に先ほどの朱いフォトンレッドの弾幕が覆っているからだ おそらく赤外線に当てられた者を拘束し尚且つ自身の特殊攻撃を兼ね備えたモノなのだろう 弾幕とともに神谷は舞い飛び蹴りの構えをする 地面を駆けて踏み込むかのように そしてそれもまたおそらく射命丸には見えていないはずだ 異なる時間の流れと繋がった神谷は幻想郷一の速さとはまったく関係ない異なる速さを手に入れていると言える そして踏み込みから攻撃へと移る 弾幕が螺旋上に舞う彼の飛び蹴りは 朱い粒子のドリル もしくは 流星を連想させる 神谷(アップ)「俺は変態じゃねぇぇぇぇぇぇぇっ!」 しかし彼の蹴りと想いが 射命丸に届くことはなかった timeup 神谷「ほぇ……? やば……」 目と鼻の先にまでというギリギリの 攻撃が当たる直前で axelupの時間切れ そして勢いを無くした神谷は急激な環境の変化に対応しきれず 墜落する 神谷「道連れだ!」 文「ぇ……?」 射命丸を掴んで 射命丸のスカートを掴んで ――――――
/256ページ

最初のコメントを投稿しよう!

730人が本棚に入れています
本棚に追加