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入学式も終わり、クラスのHRも終わった
保護者は入学式の後、説明があるとかで別々に帰ることになっている
柚果と柚樹は一緒に帰ろうと玄関へ向かった
「柚果ちゃん、柚樹ちゃん」
急に呼ばれてビックリしていると玄関のそばに洸ともう1人男の人が立っている
「わぁまた逢いましたね!朝はありがとうございました」
柚樹は笑顔で言った
柚果はというとまた柚樹に隠れている
「教室案内させてもらおうと待っていたんだ。ちなみにこいつが弟の颯。3Aだから柚果ちゃんのクラスの下だね」
横にいた人を紹介してくれた
「よろしくお願いします。私は有森柚樹。こっちが柚果です。」
「よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね。柚樹ちゃんと柚果ちゃん。洸が迷惑かけたでしょ?」
「おい、颯!!」
「いえいえ、お世話になりました。それにしても一見似てませんね。よく見ると似てるけど」
「柚果ちゃんと柚樹ちゃんはそっくりだね。見分けがつけにくいよ」
「颯、話せば見分けられるよ!俺、大体わかってきた!!」
「そうだな。」
「それより学校案内するんだろ?2人は昼飯はどうするの?」
「帰って食べようかと……ねっ柚果?」
「うん」
「家に用意してあるの?」
「ううん。お母さんは式に出てその後の説明会に出てるから。柚果が作ってくれる予定!!」
「えっそうなの?私が作るの?」
「だって柚果料理もうまいじゃん」
「ん~もうっ。しょうがないなぁ」
すると洸が横から
「じゃあさ、学食で食べようよ!その後ゆっくり案内するよ」
「いいですよ。柚果いいよね?」
「また柚樹は。しょうがないなぁ。」
「「やったあ」」
柚樹と洸が喜びの声をあげる
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