薔薇の十字架

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次にユーリフとロノが水を飲み、その後5分休憩し、また… 「えっ!?まだ買うの!?」 そう、まだ買う、と言うのである そんなお金はどこからやってくるのやら 家賃未納って、出し渋っているだけではないだろうか しかし、ロノはふっふっふ…と不敵に笑う 「問題ありません!今まで貯めたお買い物ポイントや、今日の安売りチラシも持ってますから!」 ということはだ そのポイントやらチラシの情報が無くなるまで買い続けるのではないだろうか その頃にはもはや淳は圧死しているかもしれない 遺書を書いておけばよかった 「さあ!次のお店に行きましょう!」 どれほど楽しみなのかは知らないが、スキップまでしている これは、腹をくくるしかないようだ で 既に動くことすらままならない なんとか荷物は地面についていないが、時間の問題である 「じゃあジュンさんとユーリフちゃんはここで待っていてくださいね」 まるでペットのような扱いだ 「ふぉ、ふぉへは…」 口でも持っているため、上手く発音が出来ない 「こんなに買ってどうするつもりなのかしらね」 ごもっとも、理由が不鮮明だ ツッコミも質問もしていないが、ステージ衣装とかは本当に何に使うのだかわからない 「ひょ、ひょっほ…ふわっへひいはな…?」 「道の真ん中で?」 ユーリフに諭され、少しがっかりくる ―――ロノ~…早くして~… もはや懇願となっている 次第に指が青白くなっている 痺れも来た もう落としてしまうかもしれない
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