月姫

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雫はある考えを思い付きました 紫月に仙桃を食べさせれば誰も邪魔しようと出来ない永久に二人だけの世界 雫は険しい山を登り、流れが早い川を渡りやっとの思いで仙桃を見つけました 仙桃の回りは桃の甘い匂いでいっぱいでした 「美味しそうな匂い…」 雫は二つ採りそっと抱き締めました 仙桃が今まで夢見た幸せを実現させてくれる 夢が現実になる 雫は嬉しくて自然と顔が綻びました
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