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「っていうか」
「待て。まず、何から突っ込めばいいのか分からない僕に執行猶予を下さい」
すると、彼女は怪訝そうな顔をして言った。
「…大丈夫?」
のしつけてその言葉そのまま返したい。
彼女はそんな僕の思いなど露も知らず、気を取り直して話し出した。
「日本語って変だけど」
「うん。君の日本語がね」
「変だけど!ぱ行って更に変だよね」
「そこまで気にする人もいないけどね」
「だってさ」
彼女はとうとう僕の言葉をスルーした。
スルーしたいのは僕の方だと言いたい。
もう世界の中心で叫びたい。
『誰か助けて下さい!!』
あの名ゼリフつきで。
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