第二章

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迅はその言葉にまた驚かされた。雅の目を見ても悪い人には見えない。迅はこの人は信じれる人だと確信した。 迅「雅さんがよければ迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします!」 雅「雅さんじゃない。これからはお父さんと呼んでくれ。」 雅は笑顔で迅にそう言った。その笑顔は迅の心の傷を埋めるには十分すぎる程であった。 迅「お…とう…さん、お父さん!」 そう言いながら雅に抱き着いた。雅は優しく撫でながら微笑んでいた。 初めて男性から優しくされた迅は泣きながら眠った。 そして月日は流れ、二人の絆は流れるほどに強くなっていった。 そして雅はギルドマスターとなり、迅は『双翼の氷帝』となった。
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