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「引力と重力…嫌い…」 落下速度は少年が走るスピードより遥かに速く、まるでジェットコースターに乗っているかのようです。 その速さが気に食わないのか、眉を寄せて腕組みをします。 そんな余裕があるほど穴は深く、地面に到達しなかったのです。 少年はどこまでもどこまでも落ちていきます。 ふと少年が壁を見やれば、真っ暗な空間に文章が浮かび上がっていました。 『ようこそ不思議の国へ!』  
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