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少年はどこまでも落ちていきます。 どれくらい落ちたのでしょうか。 詳しい時間はわかりませんが、少年が落下しながら宙返りするという技を取得してしまうほどの長い時間です。 そんな長い穴にも光が差し込み、ようやく終わりが見えてきました。 穴は途切れ、地面と6メートルほど離れています。 「なにこれ…トラップ?」 少年は半目で地面を眺めると、ふわりと音も立てずに着地しました。
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