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ドアの向こうにはとても不思議な光景が広がっていました。
見たことがない植物、歌う蝶々、オウムやドードーやアヒルの集会。
ただしこの世界の生き物は、白兎のようにすべて人間の姿をしていました。
しかし少年は目もくれずにひたすら歩き続けます。
少年には好奇心というものがほとんどなかったのです。
途中でキセルをくわえた青虫と出会いました。
少年は青虫を見つめ
「煙草…体によくない…」
と言いました。
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