疑い

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私と達哉と尚子は友達。 だから大丈夫。 さっきの尚子の言葉を信じなきゃ。 尚子との電話を終え、ベッドで横になりながら頭の中を整理していた。 と、言うよりも自分に言い聞かせていた、の方が近い。 が、しかし…。やっぱり気になるものは、なるわけで…。 尚子はただの旅行だって言ってたけど、本当に知らないのかな。その前にさっき達哉、電話で何も言ってなかったじゃん。尚子に会ったこと。私の知らない人じゃないんだし。 どうして、何も言わなかったんだろ。 隠したかったのかな、尚子に会ったこと。 どうして? 旅行が関係してる? 尚子と旅行…。 でも、アメリカに行くとは話してくれた。隠さなかった。まぁ、私が言わなきゃ隠してたことになるけど…。 じゃあ、旅行の目的は尚子とは別? 「にゃー!!もー無理っ!!頭痛い。」 言い聞かせていたはずが、結局止まらなくなり、堂々巡りになっちゃった私の思考回路に諦め、考えることを一時停止した。 情けない…。でも、もう無理。 「今日はもう寝る!」 ブーブーブー― ん?メール? .
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