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「だけど・・・」
リムは何か言おうとするが口を閉じた。
編集長が物凄い顔で睨んで来たからだ。
その時、一人の女性が編集長の前にやってきた。
不幸な記事を書いているマイゼルだ。
「編集長」
マイゼルに呼ばれ編集長は急に態度を変えて笑顔になる。
「おお・・・どうした、マイゼル」
マイゼルはニコッと笑い軽く咳ばらいをする。
そして、編集長の耳元に口を寄せて何かを囁いた。
編集長は一瞬驚いた後すぐに笑顔になる。
ものすごく嫌な予感がする。
リムは引き攣った笑みを浮かべて二人を見つめた。
しばらくするとマイゼルは耳から口を離すと一度リムに意地悪そうな笑みを浮かべて自分の席へと戻って行った。
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