第2章

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魔法陣が描き終わり、呪文を唱えようと口を開いた瞬間、鉄パイプがユウによって切断された。 しかし、ウォルターはそれに構う事なく落下しながら口を開く。 <すでに路地にいる者以外この中に存在することを許さない。この路地に何人たりとも入れるな・・・囚縛壁!!!> 呪文を唱え終わるのと同時に落下するパイプに描かれた魔法陣が輝きだした。 着地したユウが怪訝そうに顔をしかめる。 「何故通路を封鎖したの?」 「邪魔が入られたらめんどくさいだろ」 ウォルターの言葉にユウは鼻で笑う。 「なるほど・・・お前はとんだ甘ちゃんだね。関係の無い人間に危害を加えないようにするために壁を作ったんだ?」 「勝手に言ってろ」 ウォルターはそう言い捨てると高く跳躍し剣をユウに降り下げる。
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