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その強い意志を秘めた瞳。
かつて、自分が仲間と呼んでいた彼女の瞳に酷似していた。
ウォルターはフードの中で渋い顔をする。
彼女を連想させるものを見たくはなかった。
協力すればさっさとこの女から離れることが出来るかもしれない。
ウォルターはしばらく考えた後頷く。
「わかった・・・協力しよう」
ウォルターの言葉にリムは一瞬驚いた表情をした後すぐに笑顔に戻るとウォルターの手を掴んでぴょんぴょん跳ねた。
「ありがとう!!!まずは手当からね!私の家に案内するわ!さあ、ついてきて!」
リムに手を引かれウォルターは裏路地を後にする。
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