私、天使になる。

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私の口から思いがけなくでた言葉。 彼は目を見開いて驚いていた。 私は………。 私はもっと驚いていた。 は? 何言ってんの? 私何言っちゃってんの? 自分でもわかんない。 でも、次の瞬間、もう彼とキスしていた。 彼も抵抗しない。 狭い、狭い私の軽の車の中で。 二人の吐息が響き渡っていた。 窓ガラスが全部真っ白になるくらい、二人の息はあがっていた。 このまま、時間が止まればいいのに……。
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