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その人の名前はひでき。歳は私と同じ18歳。大阪に住んでいるらしい。
私は関西弁が大好きだったから、その人と電話するのが楽しくて仕方なかった。
私がボケるといつもつっこんでくれていた。
最初は『K』の話しばかりしていたけど、お互いの事が知りたくなってきて、いろんな話しをした。
3か月くらいたわいもないメールや電話のやりとりが続いただろうか。
私は専門学校に通いながら、バイトにあけくれ、車校にまで通っていたため、めちゃめちゃ忙しい毎日を送っていた。
だから、自然にひできとのメールの数も減っていってしまった。
でも頭の中では、いつの間にか、ひできの事をいつも考えていた。
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