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うおおおおぉーーーー!!!!
辺りに声が爆発したように響き渡る。
「……やった…の?私……ちゃんと護りきったの……?」
『ああ、お前はやりきった……自分の国を護ったんだ。』
アンジェラの頭の中に青い鳥の声が響く。
すぐさまアンジェラは青い鳥の姿を探し出すがまた頭の中に声が響く。
おそらくアンジェラに何かしらの方法で直接話しかけているのだと理解する。
もともと得体の知れない奴だ。
そう…私は青い鳥のこと、何も知らない……
『俺を探しても無駄だぞ?俺はもう次の不幸な地に行く。』
「ちょっと待ってよ!!私はまだあなたに何もお礼も何も……!!」
アンジェラが誰に話しかけているのかと人々は周りを見渡し始める。
『お礼?俺にか?入らねえよ。俺は自分勝手にこの国を助けるのを手伝っただけだ。』
「何よ!自分勝手に私の国に踏み込んできて自分勝手に出て行くの!?そんな事絶対に認めないわよ!!」
アンジェラは家来たちを置いて森に入る。
さっき青い鳥の声が聞こえた方向だ。
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