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ブラウンシュガー王国
この国でも十一年前から隣国との戦争が続いていた。
この国の姫 ブラウンシュガー・ブラック・アンジェラは幼き頃、この戦争によって両親を失った。
それでも何とか国を支えようと苦労していた。
アンジェラは夜が嫌いだ。
今でも見る夢…両親との思い出…
そして最後、両親が殺される。
毎夜、毎夜アンジェラはうなされていた。
そんな日々を過ごしていたある日……
†
「…ははっ!流石長い歴史を持つブラウンシュガー王国……宝に、財産に、綺麗な姫様?」
その男はいつの間にかそこに現れた。
「でもやっぱりここにもないな……」
「何者よ貴方!?」
「何者?ははっ!俺の名前は「曲者よ!誰か!誰かー!!」
「ちょっ!?自分で聞いておいてそれはないぞ!?」
しかし男は駆けつけた衛兵をいとも簡単に倒す。
「な!?貴方本当に何者よ!?」
「今度こそちゃんと聞けよ?俺の名前は……」
「【blue bird】だ!」
青い鳥はそう不適に笑った。
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