プロローグ

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あの日に俺のすべてが始まった。 そう忘れもしない6才の小学校に上がる前の頃   すべてを誓った、初恋のあの子に…。   これから何があろうと助け 忘れずそして、愛し続けると…。   だがそれは小さかった俺にわ あまりに幼すぎたし、 あまり深く考えなかった…。 だがそれはかえってよかったかもしれない。   その出来事は、 友達もいなかった僕が 一人で公園に行く途中だった。 内気で弱虫だったから友達も出来ず 公園で遊ぶのが日課だった。 しかし、近所で有名な野良犬に ちょっかいを出して遊んでいた。   それを怒り、追いかけ回されるハメになった。 幸い近くが公園だったので そのジャングルジムの一番てっぺんに上り ようやく犬をまいた。   しかし犬は退かず、 ジャングルジムの下で吠え続けていた。 ジャングルジムに上った自分も 必死だったタメどうやって登ったかわからず 降りられなくなり てっぺんで怖くなってきていた。 犬も諦める素振りは見せず 下で吠え続けていた。   とうとう降りられなくって時間が過ぎ 日も暮れかけていた。 もう耐えるのが限界になっていたとき 何か叫ぶ声を聞いた。
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