新しいメンバー

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茜って言う子のおかげで、やっと部屋に入れた。 「あ・・まだ他のクラスやってるね」 「じゃあ、まだ時間あるからさ」 そう言ったらいきなり雪乃の背中を押した。 「おおおっと、ってえええええーー!」 なぜかというと、進む先には男子達が・・・ 「はい!この子ねー新しく入った子だよ!」 (!!)「ええちょっと!まだ知らない子多いのにー!」 (無視)「雪乃ってゆーの!仲良くしてね!」 (・・えー!)「よ、よろしくお願いします!」 茜の勢いに流された雪乃だった。 「へー」 雪乃に興味を持っているように1人の男の子が見ていた。 「拓海でーす!よろしく雪乃ちゃん」 じっと見たあと年下らしい笑顔で自己紹介した。 仁と健吾と優也だよと、後ろの男子の名前を言ってくれた。 この拓海以外の男子は、クール系で結構かっこいい。 (あの人健吾って言うんだ・・) 雪乃は健吾の目を合わせないように必死だった。 1メートル離れていてもドキドキした。 あの人のおかげでこのクラスに入れた。 今、このクラスの色に染まろうとしている・・。 「よろしくお願いします!」 雪乃は改めて挨拶した。 「・・まだ2人来てないよ」 びっくりした後、優也が真顔で言った。 「え、そうなんですか!?」 「そーだよ!雪乃っておっちょこちょいだね!」 茜が笑ったらずっと黙っていた男子達にも笑われた。 (あ・・やっちゃった) 雪乃は、赤面になっていた。
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