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それからの美月先輩と絆はすごかった。
俺と奏先輩が慌てる様子もなく追いかけているうちに気がつくと夕方になっていた。
美月先輩が「遊園地の最後は観覧車!!」
というので今は観覧車の中。
楽しみすぎて疲れていたのか
美月先輩と絆は観覧車の中で寝ていたので奏先輩と話をすることにした。
「今日は疲れましたね。」
「そうねぇ。」
「2名ほど疲れて寝てますし…」
「確かにすごい楽しそうだったからかなり疲れてそうよね。」
場の空気が少し和んでいるところを狙って気になっていたことを聞いてみた。
「この前のことで聞きたいことあるんですけど。」
「いいわよ。なにかしら?」
「美月先輩と絆が俺のこと好きって事はわかったんです。」
「………。」
「奏先輩はどうなんですか?」
「どうなのかしらね。」
意地悪そうに笑いながら言う。
「正直に答えてほしいんです。」
「…………まぁどちらかといえば…」
重要な部分を聞こうとしたときにちょうど観覧車が下についてしまった。
「今聞こえなかったんですけど…」
「残念だったわね。」ニコッと笑う。
寝ていたみんなを起こして観覧車を出てみんな解散して今日の日常はおわった。
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