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「あいつら…まだ頑張ってんのかな~」
と口ずさんだ時だった。
ガラガラ
教室の扉が開いた。
「他の部員の様子を見に行こうぜ。」
「そうだね。もしかしたら部員見つけてくれたも知れないもんね♪」
と会話をしながら教室にやってきた海斗と美春。
「よっ。海斗。」
「まだ居たのかよ!もう5時だぜ。」
「まぁな~こっからの景色好きだからなんとなくな。」
窓の外の景色を見続ける恭壱。
「そうだ♪♪
田嶋君!私達と野球やらない♪
田嶋君運動…」
言葉を遮るように海斗が
「コイツはダメだ!!」
叫んだ。
「あっ…悪い…でもコイツはダメなんだ。誘えない…」
「…………」
黙り込む恭壱。
そして大声に驚く美春。
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